全方向性マイクモジュール INMP441(I2Sインターフェース)を、Raspberry pi 4B で使う

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INMP441は、ADMP441と互換性があるようで、ADMP441を参考にしました。pythonが仮想環境を使うように変更されていたもので、最初はpythonでチャレンジしてたのですが、できなくて、こちらに変更してみたら、簡単にできました。

Raspberry pi 4B の設定

  1. Raspberry pi Imager」を使って、SDカードに「Raspberry pi OS(32-bit)」を書き込む。admp441-rpi を使う場合、64-bit では、コンパイルできても「arecord -l」でドライバが認識しなかったため、32-bit を使います。
     
  2. ADMP441ドライバーを取得して、ファイル修正。
  3. admp441-rpi/kernel/admp441.cファイルを、以下のように修正して保存。
  4. 次のコマンドを実行し、カーネルドライバーを作成&インストール。
  5. 以下のコマンドを実行して、Device-Treeに登録。
  6. 「/etc/modules」を開く。
  7. ファイルの一番最後に、「admp441」を追加して保存。
  8. 「/boot/firmware/config.txt」を開く。
  9. ファイルの一番最後の[ALL]の次に、以下を追加して保存。
  10. 再起動させる。

Raspberry pi と、INMP441 を繋げて、試してみる。

Raspberry pi と、INMP441を上手く繋げると、「arecord -l」コマンドを実行した時、以下のように「**** List of CAPTURE Hardware Devices ****」の下に文字が表示される。

「card」のところの数字を「plughw:」に記入して、録音開始する。

録音を止めるには、「Ctrl+C」を押す。

注意点:ノイズが入りやすい

今回、ブレッドボードを使ってみたのですが、最初はノイズが入りました。特にGND、VDDとL/Rのジャンパワイヤの接触不良によって、音を発生していない時にノイズ音が入るらしいです。

後、金色の縁取り部分にハンダを付けていても、ノイズが入るらしいです。

注意点:3.3Vは使用しない方が良い?

How to Use INMP441 FRONT MIC: Examples, Pinouts, and Specs」こちらのサイトで、最後の「FAQs」を日本語翻訳すると、「Q: INMP441は3.3V電源で使用できますか? A: いいえ、INMP441は1.8Vで動作するように設計されています。それより高い電圧を使用すると、コンポーネントが損傷する可能性があります。」と書かれているようでしてー

VDDをRaspberry pi の3.3Vに繋ぐのは、よくないようです。1.8Vにする必要がありそうです。

参考URL

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