Windows11 Home デバイスの暗号化ができない問題を解決

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中古で購入したノートパソコン Dell inspiron14 7415 2-in-1 のWindowsアップデート時に、まぁこれぐらいの充電なら更新が終わるまで持ってくれるだろう…と思って、充電せずにアップデートしたら、途中で電源が切れてしまい、一応、勝手に復旧してくれたものの、BIOS更新できなくなり、BIOS更新するためにデバイスの暗号化を解除すると、今度は暗号化ができなくなったり等々… 色々とパソコンがおかしくなりまして、その復旧の一部の記録です。

「デバイスの暗号化」ができないのは、回復環境がなくなったため

Windows11 Pro でしか使えない BitLocker による暗号化ですが、一応、Windows11 Homeでも使えるようで、それが「デバイスの暗号化」のようです。多分、Windows11 Homeの場合は、Windows11がインストールされているドライブのみ暗号化できて、Windows11 Proの場合は、他のドライブも暗号化させることができる等、高度な使い方ができるのだろうと思っております。

参照:ASCII.jp | Windows 11 24H2では「デバイスの暗号化」の条件が変わり、より多くのPCでドライブが暗号化される

Windows11 Homeでも、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」から、「デバイスの暗号化」を、本来は、オンオフに切り替えできるのだが、クリックしても、オンにできなかった…

何故できないかのかと、ネットで調べていくと「Winre.wim」が消えているからだと…

なので、Windows11のISOから、Winre.wimを取り出して、「C:\Windows\System32\Recovery」に「Winre.wim」を設置してもダメだった。なぜ…?

実は、回復パーティションが空になっていた!!!

Windowsのアップデート時に消えたのか、BIOSのアップデートの時に消えたのか、とりあえず、消えちゃっていたようです。

参考:Windows 10の回復パーティションから消えた「WinRE」の行方

x64 デバイス用 Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする

Windows 11 のダウンロード

↑こちらのURLから、「WIndows 11 (x64 デバイス用のマルチエディション ISO)」を選択して、その下のボタン「今すぐダウンロード」をクリックして、ISOファイルを、ダウンロードし、「Rufus」や「Raspberry Pi Imager」等のソフトを使って、USBメモリにダウンロードしたISOファイルを書き込みます。

※ ISOファイルをクリックしてマウントできるなら、その方法で取り出せるようだが、私の場合、マウントできなかったので。

ISOから、Winre.wim を取り出す

参照:あひるブログ | Winre.wimの取得方法

↑こちらのサイトのように、「install.wim」から、「Winre.wim」ファイル等を取り出し、「C:\Windows\System32\Recovery」フォルダの中に、「Winre.wim」を入れる。

コマンドプロンプトから、diskpartコマンド

参照:システムボリュームの拡張と回復パーティションの移動

「管理者として実行」で「コマンドプロンプト」を起動する。

「diskpart」コマンドを実行し、

「list volume」で、ドライブを確認後、「select volume 0」で、ドライブを選択する。

「list partition」や「list volume」で、回復パーティションを確認し、
「selet partition 3」で選択する。

「assign letter=x」コマンドで、ドライブ文字を指定して割り当てする。
今回は、Xドライブで割り当てました。

Xドライブの中には、「Recovery」フォルダを配置し、その中に「Winre.wim」を入れる。

Windowsの回復環境(Windows RE)を有効化

「コマンドプロンプト」にて「exit」を実行して一旦diskpartを終了させるか、新しい「コマンドプロンプト」を開く。

「管理者として実行」の「コマンドプロンプト」で、「reagentc /info」を実行して、Windows回復環境の情報を確認。
もし、Windows RE の状態 が、Disabledでなければ、「reagentc /disable」を実行して、無効化します。

次に、「reagnentc /enable」を実行すると、「C:\Windows\System32\Recovery」フォルダか、「X:Recovery」フォルダに「ReAgent.xml」が作成されます。

作成されなかった方には、不要かもしれませんが、一応、コピーしてみました。

「reagentc /info」で確認してみると、↓このような感じになります。

再び、「コマンドプロンプト」で、diskpartを起動させて、「selet partition 3」まで選択した後、「remove letter=x」を実行して、ドライブの割り当てを解除します。

無事に、デバイスの暗号化ができるようになりました。

参考URL一覧

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